SIMのネットワーク(携帯回線)はSIM各社によって異なる
SIMのネットワーク回線で使えるSIMが異なるので注意
SIMカードのデメリットの記事でも書きましたが、SIMの購入・利用で注意しなければならいこととして、SIMカードを刺して使えるスマホは限られるということです。
つまり、例えばドコモの回線を今まで使っていたスマホを再利用するとして新たにSIMカードを買ってきたとしても、SIMそのものがドコモ回線を使っているものでなければスマートフォンがSIMを認識せず使えないという事態もありうるということです。
実際、周波数帯がドコモやAUとで異なるので、SIMを刺して使えるスマホとそうでないスマホがあります。
(厳密にはスマホにもよりますが、周波数帯が同じソフトバンクならドコモ回線ならソフトバンク回線で使っていたスマホも使えるようです。)
ですので、繰り返しになりますが手持ちのスマートフォンがSIMフリー端末ではない場合はどこも携帯電話回線を使っていたのかということは事前に確認する必要があります。
SIMのネットワーク回線がNTTドコモかKDDIのauか確認しよう
ほとんどのSIMはNTTドコモ回線かKDDIのau回線ですので、利用したいスマートフォンがどのキャリアから販売されたものか確認しておきます。
なお、SIMフリー端末ならとくに気にすることなく利用可能です。ソフトバンクのスマホ端末はNTTドコモで使える可能性が高いのでそれほど気にしなくて良いでしょう。それでも、SIM申込時に使える端末かどうか必ず確認しておいてください。
NTTドコモから販売されたスマホ端末 |
ドコモ回線SIM ○
au回線SIM ×
|
---|---|
auから販売された端末 |
ドコモ回線SIM ×
au回線SIM ○
|
ソフトバンクから販売されたスマホ端末 |
ドコモ回線SIM ○
au回線SIM ×
|
SIMフリー端末 |
ドコモ回線SIM ○
au回線SIM ○
|
どのMVNOのSIMで申し込んでも実態としてネットワーク回線はNTTドコモかauというケースがほとんどなのであとはSIMのプランと手持ちのスマホがどこの会社から販売されていたかを確認さえしておけば使えないということはないでしょう。
なお、これらはSIMロック解除の取り決めが2015年5月から始まったため、それ以降に販売されるスマートフォンはSIMフリー端末ということになります。2015年5月以前に販売された端末は回線によって使えるSIMと使えないSIMが出てくるので注意が必要というわけです。
なお、格安スマホのスマホとSIMのセットを購入する際は特にネットワーク回線を選ぶということはありませんがMNPによる番号引き継ぎのところだけ注意して確認しておきましょう。
NTTドコモ回線が良いか、au回線が良いか
NTTドコモもauもLTE回線としては問題ないレベルですのでどちらで利用してもそれほど差は感じられないでしょう。多少の田舎に行くと差を感じることがありますが、都市で利用する分にはそれほど変わりありませんので、手持ちのスマホでSIMを刺して使いたいというのが既に決まっているならその端末次第でどちらかの回線のSIMにすれば良いと思います。
なお、今後はマルチキャリアSIMも出てくる予定でドコモやauの回線を選択できるようになっています。そうなればどんなスマホでも使えますし、利用する場所によって回線の安定性良し悪しで決めても良いと思います。
まとめ
まずはSIMを使いたいスマホ端末がどこの携帯電話回線で販売されていたかを確認し、購入予定のSIMでも使えるかも念のため確認しておきましょう。利用したいSIMが使えないということにもなりかねないので一番最初に確認しておいたほうが良いです。
当サイトではSIMカード総合ランキングだけでなく、目的別に選ぶSIMでも個々の状況にあわせて一番重視したいポイントを踏まえて探せるようにしていますので、一度確認してみてください。